令和3年 長野市消防出初式

心配された雪は止み、青空も見えた令和3年1月9日。
新型コロナウィルス感染症の対策を講じ、長野市消防出初式が行われました。

市役所西側広場「桜スクエア」での市長観閲から参加しました。隊員のみなさんを迎える音楽は、長野市消防団音楽隊、ラッパ隊のみなさんの生演奏。寒い中で、音を出すのは大変だったと思います。その音楽に乗り、消防関係者、消防団員の方々、消防車両等が順序だって広場をくるりと一周していきました。

消防車両も参加。自宅近くの消防署にも色々な車が並んでいているのを見ていますが、「はたらくくるま」のかっこよさ、どんな装備や機能があるのだろう?という興味は子供と同じくわいてきます。
ちなみに消防車、救急車はより高度化しており、私が議員になってからの短い間でも、高度化された新しい車両の装備が進められています。

消防団の車両も数台参加していました。下の写真は篠ノ井第3分団。消防団の車両は、みんな同じようにみていましたが、ベースの車両が軽トラだったり、ワゴン車を切った風なものだったり、実は1台1台違うことに気が付きました。

篠ノ井第3分団
寒い中での演奏は大変だったと思います

その後、長野市芸術館にて、式典が開催されました。
写真は、式典前の壇上の様子。温度変化でカメラのレンズが曇り気味。

式典の冒頭は、木遣と分団のまとい隊

後からでわかりにくいのですが、木遣のみなさんは透明のマウスガードを付けていたようです。
客席側も感染対策のため、間隔を開けて座っているのがわかります。

開会後、黙とう、長野市長の式辞、表彰状進呈と謝辞、来賓祝辞、市民代表による火災追放の誓い、火の用心三唱、閉式と進みました。
時間を短縮するため、あいさつを紙面で配布したり、例年のプログラムを省いたり、開催にかかわる方の工夫とご苦労が垣間見て取れました。

来賓等のごあいさつでは、多様化、激甚化する災害への対応、防災のお話が複数の方からありました。今のコロナ禍も、社会環境や災害の変化に消防団の役割や体制が対応していく一つの契機として捉えられているようです。
コロナ禍の影響は大きく、年末恒例の特別警戒も、分団によっては実施しなかったところもあったと聞いています。(実際、激励に伺おうとしたけれど、どなたもいらっしゃらなかったところがありました)
団員のみなさんも、本来のお仕事、ご家庭、消防団の両立には、それぞれのご苦労がおありと思います。一種のワークライフバランスの問題ですね。
地域の安全のためにご苦労いただいている消防団、消防のご関係のみなさまに改めて御礼を申し上げるとともに、私自身も火元にならない、災害に備える等、身近な防火と防災に努めていきます。