令和2年長野市議会 6月定例会が始まりました

真夏の暑さの中、6月定例会が始まりました。

今日から6月19日までの日程です。

今回の議案は補正予算、条例改正10件、市道の認定(4路線)、工事請負、専決処分承認、報告事項等があります。

 補正予算は、令和元年台風の復旧復興に関するものと、新型コロナウィルス感染症に関するものが中心となっており、新たな・長野市独自の景気刺激策も盛り込まれています。

議案第58号 令和2年度長野市一般会計補正予算

歳入歳出をそれぞれ9億7126万5千円を追加し、令和2年度の予算総額は2148億1千万ほどとなります。

主な内容は

東日本台風関連

被災農業者の支援 4億4027万5千円

  • 東日本台風で被災した農業用施設の再建、修繕、撤去の支援の費用を増額するものです。

被災者生活再建支援金 6037万5千円

  • 令和元年東日本台風により住宅に被害を受け、半壊と判定された世帯へ用いられます。

防災・減災対策の推進 4500万円

  • 令和元年東日本台風により被災した地域公民館の復旧に使われます。

教育環境整備費 2369万2千円

  • 被災した児童や生徒が通学に使うバスやタクシーの運行等継続のための経費を追加するものです。
新型コロナウィルス感染症への対策関連

推し店プラチナチケット の発行 3億1595万6千円

  • 新型コロナウィルス感染症の影響に対する経済刺激策の一つです。市内飲食店や小売店等で使えるプレミアムチケットを発行し、額面5000円分のチケットを3000円で販売する計画となっています。(財源は国の地方創生臨時交付金)

 「 GIGAスクール構想」の前倒し整備 4040万円

  • 緊急時に家庭でのオンライン学習をしやすくする環境の整備(小学校1974万4千円円、中学校1145万6千円)と、市立長野高等学校の校内ネットワーク環境整備(920万円)に使われます。

障害者自立支援給付 1628万4千円

  • 障害者通所サービス施設が、感染拡大防止のための休業要請を受け、代わりに居宅訪問をした場合の追加費用の補助に使われます。

高齢者福祉施設補助金 1790万7千円

  • 上と同じく、休業要請を受けた高齢者向けのの通所型介護事業所等が、代替サービスを提供する際の追加費用、介護施設を個室に改修する際の補助に充てられます。

このほか、

国際交流センターにおいて、ベトナム語の生活案内やホームページの拡充をするための経費として199万9千円。

特別定額給付金を契機に増加しているマイナンバーカードの更新や発行の経費として737万7千円。

条例改正の私的目玉案件

中小企業が支払う法人市民税の均等割の税率を、2年間引き下げるもの。

長野市の法人市民税の均等割(事業所があれば黒字でも赤字でも払う税金)は、制限税率という、一般の税率(標準税率)より高めに設定されています。

これを、新型コロナウイルス感染症等の影響で経営環境が厳しくなっていることを鑑み、税負担を軽減することにしました。対象になるのは、資本金1億円以下の法人です。

議案の詳細はまだこれから説明されることになっています。わかりましたら、追ってご紹介したいと思います。