6月定例会で一般質問に立ちます

6月4日に始まった6月定例会では、10日~12日に一般質問が行われます。

今回は、私も含め20名の議員が質問に立ちます。


 【目次】


6月定例会 東方の質問の予定

(1)子どもたちの安全を守るための取組について

 ア 保育所等における感染防止対策について

 イ 感染者等が確認された場合の対応について

 ウ 学校等における人権への配慮と職員等へのケアについて

(2)減収等の影響を受けている事業者、市内経済への支援について

 ア 地域交通の確保・維持について

 イ 観光産業の支援について

 ウ 市内経済活性化への方策について

(3)その他

6月11日(木)13:35頃~を予定しています。

新型コロナウィルスの影響から、市民生活と地域経済を守る方策について質問を組み立てました。地域の皆様から頂いているご意見等も参考にしています。

議会質問の裏話

3月定例会を経験して、「へ~そうなっているのか」と初めて知ったことがいくつかありました。

質問の準備

どんな質問をするのかは議員にゆだねられています。(当然ですが)

いざ質問の準備をしようとした時に気になったのが、ほかの議員がどんな質問をするか?会派で調整するにしても、質問通告が発表になるまでは全体の質問の内容はわかりません。

質問が重なってもいいのですが、その場合、先に答弁されていて、答えが分かっているのに質問するみたいで、時間がもったいない気がします。切り口が違うとか、もっと掘り下げたいとかでなければ、その質問を「先に同じ質問があったから」と割愛する場合もあります。

自分の思いをそのままぶつけるか、重なるのを避けてちょっと変化をつけてみるか、といったことも、私の場合は気にしてしまいます。

質問通告

質問の概要が決まりましたら、「私はこういう質問をします」と項目を議長に伝える「質問通告」の手続きをします。(通常、議会開会日の17時までに)

質問と答弁の準備

通告を受けて、理事者側で答弁の準備をします。

その間の数日は、議会は休会です。事務所代わりの店で仕事をしていると、「あれ、議会始まったばかりなのに、行かなくていいの?」と聞かれることがあります。こういう答弁準備、議事整理等のために、議員が議場や委員会室にいない時間が結構長いのも、始まってから知りました。

答弁準備の話に戻りますと、長野市議会では質問通告の後に、質問内容について秘書課や担当課さんと打ち合わせをします。質問に的確に答えるためとして、秘書課を中心に、質問の意図や背景等の確認を、かなり丁寧にしているのに驚きました。

実は「的確に答弁するために、できましたら質問原稿を出してください」という話になっていて、それを秘書課の担当者が読み解き、担当部局で答弁を用意していきます。

窓口となる秘書課の担当職員さんから、「この質問はこういう意味ですか?」「こんな文言も入れてもいいのでは」と、質問の補強や添削をしてくださることもあります。私の質問が独りよがりになっていることもあるので、これは助かります。

一方、秘書課と担当部局が調整をする中で「ここは、ちょっと・・・」と要望をいただくことも。

そうして、質問の原稿と、答弁原稿が出来上がります。

それだと、もうシナリオばっちりの、学芸会!?とも思うのです。

残り時間と再質問

そこで、手慣れた議員さんは、用意された質問-答弁の後に、追加の質問をして議論を深めていきます。

私もそうした議会質問を目指していますが、容易にはできない理由の一つが持ち時間と残り時間。質問者は、その持ち時間の中だけ質問を許されていて(答弁の時間は別計算)、質問時間が終わると、話している途中であってもマイクのスイッチが切られてしまうのです(!)

議場の左右の壁と、質問者が立つ演台の左隅にデジタル時計があり、それぞれの持ち時間を起点に、質問を始めてから質問の区切りまでカウントダウンしていきます。夢中で質問している(原稿を読んでいる)議員が時間に気が付いていなさそうな時には、まわりの議員が「時間、時間!」と教えてあげたことも。

ある議員さんが、しゃべり始める前にたっぷり時間を取って、メモを見たり頭の中で整理をしたりして、それから再質問するのをみて感心しました。

頭を左右に振り続けた私の議会質問デビュー

そんな観察をしながら、いざ自分を振り返ってみると、

3月定例会はデビュー戦でもあるし、あれもこれも質問したくて時間に収めるのが大変な状況でした。最初に書いた質問原稿を「読んでは削り」を繰り返し、それでも、持ち時間いっぱいの予定。

質問の通告書と質問原稿を提出してから、「再質問」や「質問を受けた後のコメント」の時間がなかったことに気づきました。orz 我ながら素人ですね。

いざ本番、話し始めながら、目は原稿台と時計を行ったり来たり。録画中継映像で、頭が不自然に左右に振れているのはそのためです。ただ、その日は口が予想以上に動いて、少しならコメントや再質問も入れられるめどがたってきました。

ちょこっと再質問。最後は残り4秒からカウントダウンのところに、若干歯切れ悪いコメントをねじ込んで、0秒までいって終了。

日本茶インストラクターの研修の時に、指定された時間で、茶葉や淹れ方の説明をしたことを思い出しました。

議会質問の余談が長くなりました。

長野市議会はインターネット、ケーブルテレビで議会中継もありますのでご利用ください。

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