七夕の夜は、NHKのデータ放送をつけたり消したりしながら、一晩過ごしました。早朝に岐阜、しばらくして、長野県内でも、南部の木曽地域や中部の松本地域に大雨特別警報が発令され一気に緊迫感が増しました。
避難所開設かな‥と思っていましたが、9時過ぎには思いがけず雨がおさまりました。そこで、篠ノ井支所を始め、近隣の状況を確認しましたので、ここに記録します。
【目次】
要点とお願い
- いったん雨が上がりましたが、8日夕方や9日に再び雨が降る予報です。
- 今回、犀川の水位が特に上がりました。避難指示等が出された地域があります。また、今後、下流域、千曲川に影響が出てくることも考えられます。引き続きご注意ください。
- 土砂災害警戒情報が出されていたように、土中に水が多く含まれている状況です。路面状況も悪く、通行には特に注意をお願いします。
- 道路や河川の異常を発見した際には、市役所等へご連絡ください。(篠ノ井・松代・若穂・川中島・更北・信更地区にお住まいの方は、南部土木事務所(篠ノ井支所内)電話026-213-8630、fax026-292-6570へお願いします)
なお、防災に関する最新の情報は 長野市 防災情報ポータル (http://nagano-bousai.jp/index.html)等でご確認をお願いいたします。
長野市篠ノ井支所(長野市南部土木)、篠ノ井地区住民自治協議会
7月8日(水)10時頃
- 7月7日 篠ノ井上石川地区で土砂崩れあり、応急対応済み。(7月8日信毎掲載あり)万が一避難する場合は、川柳分館を利用することで、地元と確認している。(今のところ避難の動きはない)
- 信里地区の方より、水があふれそうなため池があるとの連絡を受け対応中。
- そのほかの地区から、この時点で被害の連絡等は入っていない。
- 岡田川を朝パトロールしたところ、水量が増えているのを確認。ただし、千曲川への排水が進んでいるので、今のところ問題はなさそう。
篠ノ井信里地区
7月8日(水)10時20分頃~11時40分頃
- 篠ノ井市役所連絡所では、被害の連絡等は入っていないとのこと。
- のり面や排水溝からの水が路面にあふれているところが多数ある。若干の土砂や枝葉が路面に残っているところもあり、通行の際には注意が必要。
- 芝池(ため池)の近くで、小河川がオーバーフロー。土砂や枝葉等が道路や田んぼに流れ出ている、側溝のふたが水圧でずれている等の被害を確認。ちょうど、隣接農地の責任者の方がいらしたので、相談して南部土木へ対応を依頼。早速地元の業者さんが見えて、午後一で応急処置をしてくださることになる。
このオーバーフローを止めるため、土のうで応急対応していただくことになりました。駆け付けた地元の土木業者さんによると、ここは頻繁にあふれるのだそうです。根本的に直していかないと、毎年こうなってしまいますね。
道路の向こう側の田んぼでは、稲が青々といい感じに伸びていましたが、手前は土砂やゴミが流れ込む被害を受けていました。ここは、「手をかけて拾っていかないといけないな」とのこと。
この周囲の田んぼにも茶色い水が流れていました。そういったところも、レベル(水平)が変わる可能性があり、来年の田植えまでに調整をしていく必要があるそうです。
信更地区
7月8日(水)11時50分~12時10分頃
- 信更の「おやき」のお店「いっぽ」近くの平三水橋(たいらさみずばし)で犀川を見る。茶色い水が、枝などを巻き込みながらごうごうと流れていくのを見ていると、酔いそうになる。
- 信更支所によると、地区内で道路の被害を7~8カ所確認済み。通行止めもあるが、いずれも被害は軽いのですぐに復旧する見込みとのこと。
篠ノ井石川地区
7月8日(水)12時20分頃
- 上石川の聖川橋付近より、聖川の水量、勢いが増しているのを確認。河床から生える強そうな草も、水圧でぱったり倒れている。傾斜がきついのか、勢いが半端ない。この聖川の改修は、地元の要望の中でも特に強いものであるが、それがよく理解できる状況である。
ここから戻る途中、車中から岡田川もチラ見しました。やはり茶色い水がいつもにない勢いで流れています。千曲川上流側も大雨にならないことを願います。