一般質問録画~令和3年3月定例会分

長野市議会令和3年3月定例会での、一般質問の録画が公表されました。
質問の項目、該当部分の時間の目安、答弁のポイントをピックアップして掲載します。質問と答弁の時間は全体で1時間程ありますので、関心のあるところをご覧(お聞き)いただければと思います。
なお、録画の冒頭、私が質問に入る前に、理事者の発言(先の発言の訂正)があります。


長野市議会インターネット議会中継(録画)
↓令和3年3月定例会 3月5日 個人質問 東方みゆき の質問部分の録画へのリンクです↓
http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=3224


(1) 投票しやすさの向上について

1:15(-1:00:03)頃から
【質問の概要】
・高齢者や障害者が権利を円滑に行使できるように、国で設けている制度や様々な合理的配慮の概要と本市での取組状況
・投票所の変更、期日前投票等について、現時点で予定されている変更点 等

【答弁のポイント】
・指定施設における不在者投票を市議選で60施設、761名が利用、他。
・選挙公報の朗読CDの提供については、市議選では149名の希望があった。
・期日前投票所に、篠ノ井市民総合センターなどが追加される予定。(本年9月以降)

  

(2) 動物愛護、殺処分ゼロに向けた取組について

7:40(-53:38)頃から
【質問の概要】
ア 猫舎・動物愛護交流棟完成から1年を振り返って
・新しい施設建設の背景と目的、この施設ができたことによる動物愛護行政への影響、業務改善等の効果等
・開所からこれまでの利用状況、保護及び引取と譲渡の状況
イ 負傷動物と殺処分について
・負傷動物に関し保健所動物愛護センターに連絡が来た場合の対応の流れ
・命を終わらせなければならない場合の判断基準及び方法
・本市での殺処分の実施状況
ウ 猫の飼い方と繁殖制限について
・今の時代の猫の飼い方として推奨していること、飼い主の責務
・近年の繁殖制限助成実績

【答弁のポイント】
・猫舎が完成し、猫の収容環境が改善された。
・本市の殺処分は、実施要領に基づいて複数の獣医師職員が判断し、麻酔薬の注射により、できるだけ苦痛を伴わない方法を採っている。
・犬の殺処分は平成29年度以降0。猫は平成26年度から30年度は6~15頭程度だったが、令和元年度はパルボウイルス感染症の影響模あり25頭となった。
・ふるさと納税の「動物たちの命を守るプロジェクト」に、平成30年度~令和元年度までで、総額1億300万円の寄付をいただき、その一部が猫の不妊化手術の助成券経費に充てられている。

  

(3) 今後の放課後子ども総合プラン事業について

20:57(-40:21)頃から
【質問の概要】
ア 令和3年度の利用希望と運営について
・令和3年度の放課後子ども総合プランの利用希望の状況
・面積基準を満たしそうにない施設(篠ノ井中央児童センター)の対応予定 等
イ サービスの質を高めるために
・支援員の資質向上
・利用時間延長と、子育てしやすい社会づくりについて
・体制他今後の取組について

【答弁のポイント】
・面積基準を満たしていない篠ノ井中央児童センターについて、来年度も利用児童が増える予定だが、通明小学校の教室を使った改善の検討が進んでいる。
・諸課題改善のため、放課後子ども総合プランの全体的な見直しに着手。

  

(4) 男女共同参画社会の実現に向けた学校の男女平等教育について

31:17(-30:03)頃から
【質問の概要】
ア 第五次長野市男女共同参画基本計画策定について
イ 日本の男女平等教育の現状
ウ 子どもたちの学校生活における男女平等の推進
・学校生活で、男女の区別や役割を固定しない取り組み
・市立小学校の児童会長、中学校生徒会長の直近の男女比と過去との比較
エ 教職員の人権意識向上と職場の男女共同参画について
・学校運営上の男女平等や男女共同参画の推進に関する教職員の研修等
・小・中学校で働く方々の(職場としての)男女平等、男女共同参画、女性活躍

【答弁のポイント】
・長野市の小中学校では男女混合名簿、男女混合の座席。
・長野市の小学校児童会長の男女比 男6:女4、中学校生徒会長 男7:女3、過去5~6年で生徒会長の女子人数が増えつつある。
・教員の人権研修を具体的なケーススタディを交えて開催。今年度は、全小中学校の教頭を対象に、LGBT当事者を講師に招いた研修も開催。
・市立小中学校の管理職における女性の割合は24.5%。県、国の目標を上回る。

 

(5) 中小企業・小規模事業者の支援について

48:25(-12:52)頃から
【質問概要】
ア 食品衛生法の一部改正、HACCP導入等への対応について
・「HACCPに沿った衛生管理」において、これまでの衛生管理との変更点、事業者に求められる対応の概要
・「HACCPに沿った衛生管理」において、発酵食品等長野の伝統的な食品製造で事業者が気を付けるべき点、対応
・新しい衛生管理に対する、事業者の理解及び導入の普及状況。理解促進や適切な導入のための保健所の取組
・申請手数料の見直し議案に関し、改訂手数料の算定方法、手数料改定による事業者への影響、申請手続きのスマート化、キャッシュレス化 他
イ 商店会等の活動支援について
・「新型コロナウイルス対策事業者等支援事業補助金」のうち、団体向け補助の実績
・「消費喚起・販売促進事業」の実績、感染対策と事業目的が適切に果たされているイベントや販促事業の優良事例等
・賑わいづくりや消費喚起等の事業を行う商店会等に対し、感染防止対策等についての支援や対応

【答弁のポイント】
・中小事業者が対象の「HACCPに沿った衛生管理」では、記録等の負担が増えるが、伝統製法による食品について特別な衛生管理が求められていることはない。
・食品営業許可申請審査手数料は、HACCP導入により確認事項が増えることからおおむね増額。一方で、許可から届け出に変更されて手数料が不要となる事業者が全体の25%ある。業種の再編で許可数が減ることもある。
・令和3年6月から、国が開発した食品衛生申請等システムを用いたオンライン上での申請が可能だが、事前相談、保健所職員の現場確認は従前どおり対面で行う。

 

(6) その他